家を新築した際に意外と悩むのが壁紙です。
もちろん外壁や屋根などの色も悩みましたけど、壁紙の比ではありません。壁紙には色、柄、機能、無数の組み合わせがあり、それを各部屋ごとに決めていかねばならないのですから。
注文住宅の作業の終盤にもなり、壁紙ごときで、こんなにも悩まされるとは思いもしませんでした。
今回は、私のような壁紙ド素人で壁紙選びでお悩みの方に向けて、壁紙クロスの選び方のコツやおススメ壁紙をご紹介したいと思います。
スポンサーリンク
壁紙クロスの選び方
結論から申します。
自分のお洒落センスによほど自信がない限り、ショールームに行って壁紙のプロに全部決めてもらいましょう!
ズバリこれで間違いないです(笑)
我が家も家族で散々悩んだのですが、壁紙のバリエーションが多すぎて、悩み始めるとキリがないんですよね。
しかも、壁紙は貼り換えが可能とはいえ、一度貼ったら、そう簡単に変えられるものではありませんから、絶対に失敗は避けたいと思い、ますます悩んでしまうんですよ
そんな我が家が壁紙クロスを決めたステップは以下の流れとなっています。
1. メーカーカタログを入手する
2. ショールームでプロに候補を選んでもらう
3. 自宅で最終決定する
以下、このステップの詳細を書いていきます。
① サンゲツのカタログを入手
まずは壁紙メーカーのカタログの入手するのが良いでしょう。
こういう超分厚いやつです↓
膨大な種類の壁紙に圧倒されると思いますが、壁紙の全容を知り、おぼろげながらも理想の壁紙のイメージを作るためにも、一度は見た方が良いと思います。
カタログの入手方法ですが、通常は工務店やハウスメーカーから、推奨の壁紙メーカーのカタログを借してもらいます。
ココでポイントですが。
実は工務店に頼まなくても、自分でメーカーからカタログを取り寄せすることも可能です。
以前、アイカでジョリパッドのサンプルを取り寄せたことがありますが、サンゲツの壁紙も同様に、個人であっても送ってくれます。(本当は個人客など想定してないのかもしれませんけどね・・)
-
外壁用ジョリパッドの色と仕上げを決めました
続きを見る
我が家はもともとは工務店からカタログを借りる予定だったのですが、工務店が所有するカタログがちょうど出払っていて、渡せるのが2週間後ぐらいと言われており、それが待てず、メーカーに直接依頼したという経緯があります。
正直、ダメ元で申し込んだのですが、買えば数千円はするであろう豪華なカタログを、わずか数日で自宅に送ってくれたのです。ありがとうございます>サンゲツさん。
ただ、カタログを見てたとしても、種類が多すぎるし、サンプルのサイズも小さいので決められないと思います。
この時点では、どんな感じの壁紙があって、自分はどういうのが好みかというのをざっくりイメージしておければよいと思います。
そういう意味では、サンゲツのホームページで電子版のカタログ(PDF)もダウンロードできるので、こちらを使うのでも十分かもしれません。
我が家の場合ですが、
- ホワイト系のシンプルで飽きの来ないもの
- 部屋によっては機能性の高いもの採用
- 塗り壁調のクロスは除外(我が家は本物の塗り壁があるため)
- 費用は誤差なので気にしない
という感じのところまで決めました。
余談ですが、不要になったカタログは設計事務所の方にお譲りしたら、喜んでもらってくれました。メルカリで出品されている方もおり、1,500円ぐらいで売買されているようですね。
スポンサーリンク
② サンゲツのショールームを予約
壁紙のイメージが固まったら、次はショールームへ行きましょう!
サンゲツの場合、全国各地にショールームがありますが、私は品川のショールームをホームページから予約しました。
当日、ショールームに行けば、専属のスタッフがついてくれますので、持参した間取り図を見せながら、事前に決めておいた希望を伝えたうえ、あとは『スタッフさんの、おまかせで選んで欲しい』と伝えればオッケーです(笑)
我が家を担当してくれたサンゲツのスタッフは、偶然にもどこかのミセスモデルのような素敵な方でしたので、なんとなく、この人に任せておけば大丈夫という謎の安心感を持ちました(笑)
私はせっかく壁紙を自由に選べるのだから、全部屋、違う壁紙にして、部屋ごとに違った雰囲気を作るのが良いかな思っていました。実際にネットで調べるとそういう方も多かったので。
ただ、当日にスタッフの方に、『部屋ごとに違う壁紙にすると統一感が薄れ、また、家具などを設置することを考えると、意外と見える壁紙は限られていて、中途半端になってしまう場合があります。』と言われ考えを改めました。
言われてみれば、我が家の場合、台所には大型冷蔵庫、ダイニングには食器棚が置かれたりして、視界に入る壁紙って意外と少ないんです。
ということで、我が家はほとんどがベースとなる壁紙で統一し、トイレや洋間など、一部の部屋に関して、個別の壁紙を張るようなスタイルにすることになりました。
スタッフの方が、それぞれ2~3種類を選んでくれまして、サンプルをくれました。ショールームで見るとのと、自宅で見るのでは多少イメージが変わることもあり、最終的にはサンプルを持ち帰って吟味するのです。
いただいたサンプルがこちらの写真になりますが、カタログのものより大判でイメージがつかみやすいです。左端のクロスの左上に折れがあるのは間違って踏みつけてしまったためです(汗
白を基調とした織物調をベースとしており、柄といってもボーダー調のもののみで、派手な柄入りのものは一切ありません。面白味はないかもしれませんが、シンプルで飽きの来ない、そして他の部屋の塗り壁とも調和する、無難なセレクションだと思います。
スポンサーリンク
自宅で壁紙の最終決定
サンプルを自宅の壁に貼り付けてみて、朝、昼、夜と光の加減でどう変わるのかなどを確認し、最終的に家族会議により、すべての壁紙を決定しました。
最終的に我が家が選んだ壁紙をまとめておきます。
フロア | 場所 | サンゲツ型番 | 備考 |
1階、2階 | ベース(壁) | RE-7392 | 織物調 |
1階、2階 | ベース(天井) | SP-2106 | |
1階 | 和室 | なし(漆喰) | |
1階 | リビング | なし(珪藻土) | |
1階 | トイレ(男、洋) | RE-7681 | 織物調、スーパー耐久、エコカラットを1面に設置 |
2階 | 洋室(壁) | RE-7405 | 織物調 |
2階 | 洋室(天井) | SP-2108 | 織物調 |
2階 | 和室 | なし(珪藻土) | |
2階 | クローゼット | RE-7839 | 石目調、吸放湿 |
最近、塗り壁調の壁紙が人気のようですが、我が家の場合は本物の塗り壁の部屋があり、そこに偽物の塗り壁クロスを貼るのもどうかと思って、あえて、塗り壁調の壁紙は外しました。
また部屋の一面の壁紙のデザインを変えるいわゆるアクセントクロスというのも流行っていますが、それも選んでいません。ただ、アクセントクロスの代わりと言ってはなんですが、リクシルのエコカラットプラスという機能性パネルを2つのトイレに張り付けています。
以下は我が家で採用したものとデザインは異なりますが、エコカラットの施工例です。タイル建材なので、どちらかというと、洋風で重厚な雰囲気になりますね。
今回、エコカラットを取り付けた目的は、その優れた調湿機能と脱臭機能に惹かれたからです。実際、エコカラットは取り付けて大正解だったと思っています。特に脱臭機能。
いま、この記事を書いてますが、実はすでに新しい家に住んでからすでに1年が過ぎていたりします。(記事を書くのが遅すぎなんだよな^^;)
エコカラットを設置したトイレを使うこと約1年、なんと、これまでトイレの異臭を感じたことが一度もありません。ある程度は室内の換気、トイレ自体の消臭機能なども影響しているかもしれませんが、エコカラットの効果が絶大だと考えています。
一方でエコカラットプラスのウリの一つである調湿機能についてはあまり実感はありません。少なくともジメジメ感はないので効いているかもしれませんけどね。
もちろん、エコカラットは壁紙よりもコストは上がってしまいますが、その価値はあると思います。将来、リフォームする際には、もっとエコカラットを使おうと思っているほどです。リクシルの回し者ではありませんが、ほんとおすすめです。
スポンサーリンク
まとめ
駆け足でしたが、我が家の壁紙クロスの選び方をまとめてみました。
すでに新築してから一年が経過していますが、壁紙選びは正解だったと思っています。あえて張り替えたいとすれば、トイレの壁紙を織物調にすればよかったかなと思う程度です。
その理由ですが、我が家はトイレに小さいカレンダーなどの張り紙をするのですが、やはり織物調のような凸凹した壁紙の方が画鋲の跡が目立たないんですよね。基本、同じ位置に画鋲を打つので、穴だらけになることはありませんが、しいて言えば、それぐらいということです。
上にも書きましたが、壁紙は種類が膨大にあるため、悩み始めるといくら時間があっても足りません。ただ、万が一、失敗したとしても、数年後に貼り換えれば済む話です。そう考えて気軽に選んでみるのが良いと思います。
もしくは我が家のように、プロに完全にお任せしてしまうか(笑)