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8bitdoのアケコンボタンを静音化してみた。(三和ボタン+シリコンワッシャー)

 

先日、人生で初めてアーケードコントローラー(略してアケコン)を購入しました。

こちらです↓

こちらは8BitDo社製のアケコンで、価格も1万ちょいとお手頃な柄なうえ、ワイヤレス対応、操作感もなかなか良い、とのことで、Amazonなどで非常に人気となっているコントローラーです。

購入目的はストリートファイター6用で、こちらも最近購入したばかりです。

当初は、プロゲーマーのウメハラ氏などが愛用しているレバーのないタイプのコントローラー(略してレバーレス)を買うべきかどうか、散々悩みました。さらに、アケコンは構造が単純で自作でも作ることができることを知り、一から自分で作ってみても、面白いし勉強になるかなとも思ったりもしました。

悩んだ挙句、私自身、家庭用アケコンを購入するのが初めてということと、また、仮に今後、レバーレスが欲しくなったとしても、この8BitDoのアケコンはワイヤレス接続ができるという他にはないメリットがあるので、買っておいて無駄ではないと思い、とりあえず、買ってみたという感じです。

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想像以上に気になるボタン音

さて、この8BitDoのアケコン、何もしなくても非常に満足度の高いコントローラーだと思います。特にワイヤレス接続は非常に便利です。私のような初心者には全く遅延を感じません。操作感もゲームセンターと変わりませんし、中に重りが入っているので、机に置いて操作しても、ズレるようなことはありません。

あえて不満というか、気になるところは、ボタンを強く押し込んだ時の、「タン!」という甲高いプラスチックとプラスチックがぶつかる音が、耳障りで、特に夜間は家族や近所の迷惑にならないかと気になるレベルなことです。

誤解をして欲しくないのですが、この音は、8BitDoのアケコンだからというわけではなく、アケコンの業界標準的に使われている三和のボタンなどでも同様の音がします。

そこで、どうにか静音化できないかを色々と調査したところ、割と簡単かつ低コストで静音化できることがわかりました。

一般的には静音化タイプのボタンに交換するか、ボタンの中にシリコンワッシャー等を挟み込むかの2択のようです。

ちなみにレバーも静音化されている方はいますが、個人的には8BitDoのアケコンのレバー音については、気にならないレベルでした。一瞬、どうせだから交換しようかなとも思ったのですが、金額的にハーネス含めて5-6千円がかかるのと、半田ごてを使う改修(簡単ですが)が必要で面倒なので、今回は見送りました。

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三和ボタンと8BitDoボタンはちょっと違う

ここは少し雑談というか、私の失敗談になるのですが、

8bitDoのアケコンボタンの作りは、三和のボタンとほぼ同じという話がどこかに書いてあったので、三和ボタン用の平ワッシャーを買えば、8bitDoアケコン用にも使えるかも!と思い、最初はシリコンワッシャーだけ買ったんですね。

そして8BitDoのボタンに付けてみたら、なんと微妙に8bitDoのボタン方が内部の空間が狭くなっており、合わなかったのです・・ 柔らかいシリコンワッシャーなので、外周をカッターかハサミで削ることも可能だとは思いましたが、ボタンの色も変えたかったこともあるので、三和のボタンを新たに交換することにしました・・

結果、かかったコスト的には最初から三和の静音ボタンを買うのと大差ない結果となりました。ただ、後で書きますが、アクチュエーションポイントを短くする改造も合わせて行うことができたので、トータルでは今回の方法を行って満足でした。

以下、作業内容の説明ですが、写真を撮り損ねたこともあって、写真少な目、説明少な目の手抜きで書きます(汗

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交換の模様

機材の準備

必要な機材は以下になります。

1.三和製ボタン(OBFSシリーズ、8個)
  Amazonは高いので、楽天の三和直営店か、千石電商をお勧めします。送料は同じなので、千石のアカウントがなければ楽天一択で。私も楽天で買いました。

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2.平シリコンワッシャー
  これは千石でも購入できますが、私はオークションサイトで購入しました。アクチェエーションポイントを浅くして、反応を良くさせるためのOリングも入っていたので、コスパは良いと思います。

あとは本体を開けるためのプラスドライバーと、ボタンの裏側のファストン端子を外すためのラジオペンチかマイナスドライバーがあると良いでしょう。

ボタン内部にシリコンワッシャーを仕込む

こちらが三和電子から届いたボタンになります。

緑が6個、ピンクが2個です。ストリートファイター6は通常攻撃用に6ボタン、DP/DI用に各1ボタンとなっていますので、色分けをしました。

 

ちなみに、ボタン色については、緑とピンクのボタンが一番ゲーセンで親しんだ馴染みのある色ということで選んだのですが、決定までには、色々と配色の組み合わせを検討しました。ちょっと恥ずかしいですが、その時のメモ資料です。採用したのは一番下の左から三番目ですね。

 

 

さて、新しい交換用のボタンの蓋を外して、中にシリコンワッシャーとOリングを写真のようにはめ込みます。ボタンの蓋は両サイドの穴に、ペンかドライバを片方ずつ差し込むことで外せます。見てわかると思いますが、ワッシャーの外周が三和ボタンの内径にぴったりです。8bitDoのボタンは三和よりもわずかに狭いので、ぴったり綺麗には収まらないので注意してください。ワッシャーとリングをしっかりハメたら、ボタンの蓋を元に戻します。残り7個のボタンも同様にやりましょう。

 

アケコン本体の準備

アケコン本体を裏返して、裏面のネジを6個ドライバーで外します。上と下がハーネスでつながっているので気を付けてください。ボタン交換作業の前に、ハーネスはコネクタから一旦抜いておいた方が良いでしょう。

 

ボタンの取り外し

作業で一番難易度が高いのがここです。

ボタンの裏側に、基板から伸びたハーネスをつなぐ金属端子があると思います。ファストン端子と呼ばれるものですが、これが結構固くて抜くのが大変です。
アケコンによっては、ロック機構のついたファストン端子もあるのですが、8BitDoのファストン端子は、ロック機構はなくて、単に固いだけのようです。

以下の写真はファストン端子を保護しているカバーをずらしてみたところです。

 

で、端子の抜き方ですが、ペンチで端子部を挟んで上に抜くのが無難だと思いますが、私の場合、ペンチが自宅になかったもので、大きめのマイナスドライバーを端子の下に差し込んだ後、ドライバをグリっと回して端子を上に持ち上げました。

こんな感じです↓

 

ワイヤーが外れたら、ボタンの両側の突起を押してあげれば、ボタンを取り出すことができます。(アケコン表側に取り出します)

ボタンの取り付け

写真を撮り忘れてしまいましたが、作業としては、上で行った取り外し作業の逆をやるだけです。三和ボタンと8bitDoのボタンは形状もほぼ同じなので、迷うこともないかと思います。しいていえば、ボタンのロック部分と端子の向きが違うので、配線が元の通りにはいかないので、一瞬迷うぐらいでしょうか。ワイヤーの長さには余裕があるので、端子の向きが変わっても問題なく取付できます。

こちらが全て交換し終わったときの写真です。上にある交換前の写真と見比べていただければ、端子の位置が変わってることがわかるかと思います。

あとは本体を閉じて、外したネジを元通りに締めるだけです。
ハーネスを抜いて作業をされていた方は、ハーネスをもとに戻すことも忘れずに。

完成写真

ボタン交換後のアケコンと取り外したボタンです。

 

交換した結果は?

動画がないので恐縮ですが、ボタンの音はだいぶ小さくなっています。体感では2~3割は小さくなっている印象。Youtubeなどで動画を挙げられている方がいるので、そちらをご覧いただくのが良いでしょう。

また、Oリングを入れたことで、反応が非常に良くなっています。すでに交換前の状態を忘れてしまっていますが、軽くちょんっと触れただけで反応するので、ボタン入力が楽になりました。初心者なので、反応速度とかはよくわかりません(笑)

ということで、8bitdoのアーケードコントローラーを静音化方法を紹介させていただきました。

簡単な改造で、ゲームプレイの快適さが大幅にアップしますのでおすすめです。この記事がみなさんのボタン交換作業に役立つことを願っています。楽しいゲームライフを!

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