注文住宅

外壁用ジョリパッドの色と仕上げを決めました

先月、我が家の新築工事がようやく終わりました。設計開始から約一年かかりました。

注文住宅というものは、想像していた以上に決めるべきことが多く、また、トラブルも多かったため、この一年は家づくりと仕事に追われる日々となり、ブログも殆ど書くことができませんでした。

家を作っている中で、ブログに書きたいと思うネタは多々ありましたが、そんな余裕はまるでなく・・

これから外構工事が始まりますが、多少、余裕ができましたので、過去にさかのぼる形で、お役に立ちそうな注文住宅に関する記事を書いていきたいと思います。

 

ナチュラルな外観が好きなら白の塗り壁がおススメ

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外壁材の種類は大きく分けて、塗り壁、サイディング、タイルの3種類があります。

いずれも一長一短ありますが、見た目で比較すると、タイルはちょっと重厚すぎて我が家の目指すイメージと異なりますし、建売住宅でよく採用されているサイディングは安っぽいということで、我が家は設計士のおススメということもあって、塗り壁にすることにしました。

ちなみに、我が家が目指す家のデザインは、白を基調としたシンプルナチュラルです。イメージは下のような外観ですが、これを目指したら、もう、塗り壁一択という感じですね。

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さて、塗り壁材は何社から販売されていますが、住宅用の塗り壁と言えば、40年以上の実績がある、アイカ工業という会社のジョリパットが大定番。ジョリパットって言葉、普通の人は聞きなれないですよね。

実はこの私も、アイカ工業という社名もジョリパットという製品名も今回初めて知りました。ちなみに、英語で書くとJolypateと書きます。jori-patではないのですね。pateはパテが語源と思いますが、Jolyって何だろう、ジョリーさん? (笑)

話が横道にそれてしまいましたが・・

ジョリパットを採用した人のほとんどの人が遭遇する問題。それは色と仕上げ(模様)の決定でしょう。特に色、あまりに多いんですよね。ひとことで白と言っても、暖かみのある白からクールな白まで、無数にあります。

最初に、私も設計士から以下のようなカタログをもらったのですが、とても決められません。(画像)は1部のみ)。サンプルのサイズも小さいですしね。

 

ジョリパットの仕上げ(模様)を決める

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最初に仕上げ(模様)を決めることにしました。

塗り壁の仕上げの選び方で我が家が重視したのは以下の二点

・汚れにくいこと
・飽きがこないこと
・クラック(ヒビ)が入らないこと

汚れにくい、つまり、埃などが溜まりづらいのは凹凸が浅い仕上げです。

飽きがこないのはシンプルなデザインです。

ヒビは仕上げの厚みが厚いほど入りずらいと言われています。

これらを念頭に置きつつ、ネット等で人気の仕上げを調査した結果、候補として選んだのは以下の4つです。

1.エンシェントブリック
2.エンシェントブリックS
3.アートクリフ
4.岩肌

候補と言いつつ、ネットの施工例を見ると、エンシェントブリックを選んでいる方が圧倒的に多かったので、気持ち的には1にほぼ決めた感じです。

 

ジョリパットの色を決める

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続いて難問の色決めです。

アイカのカタログサンプルは、2㎝角程度の小さいサイズなので、これで選ぶのは至難の業です。

新宿にあるアイカのショールームに行けば、大きいサンプルがあるので、最寄りの方はショールームに行くのも良いと思いますが、外壁は室内光と屋外光で見え方が違ってくるので、最終的には自分でサンプルを取り寄せて、日光の下で比較するのが最良と思います。

サンプルは通常、工務店や設計士経由で依頼すると思いますが、個人で取り寄せも可能と聞いて、私もアイカのホームページから取り寄せることにしました。

白系と言っても無数にありますから、そこから5色を選ぶだけでも大変でした。下は屋外でサンプルを並べてみた写真です。

左から、T1008、T1010、T1702、T1703、T1705です。いずれも仕上げはエンシェントブリックで、シリーズはジョリパットアルファという標準タイプです。

写真でもわかると思いますが、結構、色味が違うんですよね。

ちなみに、裏面には作成日が記載されていますが、アイカではサンプルのオーダーを受けてから、作成しているようです。まぁ、色と柄が無数にあるので、受注生産になるのは当然とは思いますが、こういったサービスは大変助かりますね。

実際のサンプルを使って、晴れの日、曇りの日、雨の日で確認し、最終的に選んだのが右から2つ目のT1703です。白すぎず、グレー過ぎず、黄色過ぎずというところで、バランス的にちょうど良いかなと思いました。汚れなんて気にしないって方にはT1702がおススメかと思います。

ということで、ジョリパットの色はT1703で決めたものの、仕上げについては、エンシェントブリックの現物サンプルを見てるうちに不安になってしまいまして、再検討することにしました。

 

ジョリパットの仕上げ(模様)を決める

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仕上げをエンシェントブリックに仮決定していましたが、現物を見ると、凹凸が想像以上に深く、汚れの不安、そして、凹凸が深すぎることで、スタイリッシュさが落ちている印象を受けました。

そこでエンシェントブリックの仕上げを少しフラットにしたエンシェントブリックSのサンプルを手に入れることにしました。比較した写真がコチラ↓

左がエンシェントブリックSで、右がエンシェントブリックです。違いが分かりますかね?

遠目では分かりづらいのですが、近くで見ると、 右のエンシェントブリックは粒子状の骨材が大きいため凹凸が非常に荒く、埃などが溜まりやすい印象があります。一方のエンシェントブリックSは凹凸が浅く、ややフラットな仕上がりで個人的にちょうど良いレベル。

ということで、エンシェントブリックSに大決定です。

ちなみに、写真は撮らないうちに廃棄してしまったのですが、エンシェントブリックSの他に、アートクリフと岩肌もサンプルを手配して比較しました。

正直言うと、仕上げの好みとしては最もフラットな岩肌が良かったのですが、そのフラットさが裏目となり、ムラなく施工するためには、相当腕の良い職人でないと難しいようです。一応、工務店経由に相談したのですが、自信がなさそうだったのでやめました。材料のお値段も高いですしね。

 

ジョリパットはシリーズによって色味も仕上がりも異なる

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我が家は当初からクラックが発生しずらない粘性タイプのジョリパットネオを選ぶ予定でしたが、私がサンプルオーダーする際に指定を間違えてしまって、ジョリパットアルファのサンプルを依頼していることに気づきました。

そこで、念のため、ジョリパットネオのエンシェントブリックS T1703を手に入れて最終確認を行ったのですが、同じタイミングで、工務店が間違えてジョリパットアルファでエンシェントブリックS T1703のサンプルを頼んでくださいました。

二つのサンプルを並べた結果がコチラです↓

左がジョリパットネオで、右がジョリパットアルファです。いずれも仕上がりはエンシェントブリックSで、色はT1703ですが、同じ仕上げ材と色とは思えない出来栄えですよね。びっくりしました。

ジョリパットには複数のシリーズがあり、そのシリーズによって、色味や仕上がりが異なるそうなのですが、それに加えて、サンプルを作った人の腕や周囲温度にも左右されているかもしれません。

最初に右のサンプルを見ていたら、エンシェントブリックSを選ぶことはなかったでしょう。全面に均一に細かい筋が入ってるのが理想ですが、右のジョリパットアルファ版は平たん部と溝部にムラがありすぎる気がしました。

職人の腕ややり方による差の可能性もあるので、我が家の外壁施工当日は、左側のサンプルを職人さんに見せて、同じ仕上げを目指してもらうよう依頼しました。

結果、理想通りの外壁に仕上がって非常に満足しています。

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