我が家はラジオが大好きで、家のあちこちに携帯ラジオが置いてあるのですが、デジタルで高音質ラジオが聞けるradikoが登場して以来、アナログ携帯ラジオの音質に不満を持つこともしばしば。radiko専用端末の登場をいつかいつかと心待ちにしていました。
しかし、一向にradiko専用端末は発売される気配はなく、最近では何か大人の事情でradiko専用端末は永久に発売されないのだろうと諦め、苦肉の策で、TV録画用PCとBTスピーカーを組み合わせたradiko環境などを作ったりしていました。(詳細はこちら)
そんなおり、流行りのAIスピーカー(別名:スマートスピーカー)でradikoが聞けると知り、早速、購入して試したところ、私が望んでいたradiko専用端末に限りなく近い代物であることがわかりまして、ラジオファンにはぜひお知らせしたいと思い、本記事を書くことにした次第です。
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AIスピーカーとは?
AIスピーカーとは、文字通りですが、人工知能(AI)が内蔵されたスピーカーです。見た目はただのスピーカーなのですが、スピーカーに話しかければ、私たち人間の言葉を理解して様々なことをやってくれます。スマートスピーカーとも呼ばれることがあります。
一般にAIスピーカーの代表的な機能としては、音楽再生、ニュース読み上げ、家電のコントロールなどが知られていますが、意外と知られていないのが今回ご紹介する「radikoの再生」なんです。
最近ではソニーやパナソニックなども参入し、様々なAIスピーカーが発売されていますが、搭載されたAIエンジンの種類によって、Google系とAmazon系で分けることができます。LINEやAppleも独自のAIスピーカーを出していますが、個人的には現状はこれらは候補から除外で良いと思います。
で、世界的にはAmazonで買い物もできてしまうAmazon系のAIスピーカーが最も売れているようですが、今回、私がラジオファンの皆様に断然おススメしたいAIスピーカーはAmazon系ではなく、Google系のAIスピーカーです。GoogleのAIスピーカーは後発ですが、数年中にAmazonのシェアを逆転するとも予想されています。
後半でも書きますが、radiko目当てでAmazon Echoを買うときっと後悔しますからご注意下さい。(^^;
radiko専用端末としてGoogleスピーカーが最強な理由
私がラジオファンにGoogle系AIスピーカーをおススメする理由。それは
「radikoが簡単にすぐ聞ける!」
です。しかも他の方法に比べて"圧倒的に"です。
まず、パソコンでradikoを聞くには、パソコンの起動に時間がかかりますし、電気代もバカになりませんよね。常時起動のパソコン環境があれば、以前に記事にしたような技も使えますが、パソコンを常時起動させている家は稀でしょう。
一方、スマホだとradikアプリを起動するわけで、多少の手間はかかるものの許容範囲ではありますが、スマホ単体では音量や音質に不満が残り、別途、Bluetoothスピーカーを使うことになります。
これはこれで有りだとは思いますが、昔ながらの携帯ラジオを置き換えるという目的にはちょっと違う気がします。
では、AIスピーカーではどうやってradikoを聞くのでしょうか?
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Google Homeでradikoを聞く手順
実はGoogleのAIスピーカーでradikoを聞くのは非常に簡単で、例えばFM横浜のラジオを聞きたいのであれば、
「OK Google エフエム横浜」
と話しかけるだけです。
するとスピーカーが
「radiko から エフエム横浜 をストリーミングします」
と反応してラジオを流し始めます。マニュアルには(ラジオ局名)+「をつけて」と言うよう書かれていますが、実際にはラジオ局名だけで理解してくれるので本当に楽ちんです。認識率も高いし、小さな声でも聞きとってくれます。
最初の「OK Google」はウェイクワード、つまり、スピーカーを起動するための合言葉で、これを毎回言うのは面倒ですし、なんだか恥ずかしく、スマートスピーカーの最大の欠点でもあります。
ただ、これは将来的に改善が予定されており、完全に不要になる、もしくは、別の任意の単語に置き換えられるようになるそうなので、しばらくの辛抱かと思います。
もしくは後半でご紹介するソニー製のスピーカーであれば、「OK Google」と話しかける必要はなく、ジェスチャー動作で起動させることができますから、絶対に「OK Google」は言いたくないという人は、ソニーのスマートスピーカーを買ってしまうのが手っ取り早いでしょう。
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Amazon Echoがradikoに不向きな理由
さて、上でも書いたAmazon Echoがダメな理由について説明しておきます。
AIスピーカーとしてはAmazonのやつも有名で、あちらもradikoは聞けるのですが、radiko目的でAmazonを買うべきではありません。
理由は2つ。
一つ目はAmazonだとradikoを聞くために、複数のステップを踏む必要があること。もう一つは音声認識制度の低さです。ラジオ局の名前を聞き取れない場合がよくあるらしいです。
例えばこんな感じで↓
「アレクサ、radikoでラジオ日本を掛けて」→「再生しますか」→「再生」→「ラジオ日本を再生します」→放送局名が正しく認識されず他局が再生される(笑)
しかもradikoを停止させるとご丁寧に「radikoをご利用いただきありがとうございました。」と言ってくれるそうです。いらない(^^;
実際に私は試したわけではありませんが、YouTubeに掲載されている動画を見たところ、到底、ラジオの置き換えにはならないと実感しました。 こちらにも実際に使った方のレビューが色々書かれていますがボロボロです。
色々あるGoogle Home対応スピーカー
Google Homeに対応したスピーカーは実は各社から販売がされています。国内だとソニー、パナソニック、オンキョーなど。
今回私が試しに買ったのはGoogle系のスピーカーとしては一番安いGoogle Home Miniで、AIスピーカーを試すのにはお手軽なのですが、欠点がいくつかあります。
まず最初は先ほど述べたとおり、毎回、ウェイクワードの「OK Google」で話しかけてあげないといけないこと。将来的には解消されると言われていますが、対応時期が明確ではありません。
そして「音質がいまいち」なことです。シンプルさと小型化を追求し過ぎたがゆえの結果なので仕方ないとは思いますが、せっかくデジタル高音質のradikoを聞けるのですから、できればよい音で聞きたいです。
これらの欠点が解消され、デザインや価格面でバランスが良いのがソニーのスマートスピーカーです。発売当初は2万越えでさすがに高いなと思いましたが、価格も一万円台で買えるようになり、手ごろになりました。
SONY Bluetoothスピーカー LF-S50G/B
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こんな方におすすめ
- radikoを気軽かつ高音質で聞きたい。
- 毎度「OK Google」を言うのは面倒。
- 台所などの水場でも使いたい。
我が家も次のボーナスで買おうと考えています。買ったらレビューしますね。
ちなみに、Amazon EchoのライバルであるGoogle系のスマートスピーカーはAmazonで販売が一切されてないんですよね。Kindle Fireと競合するiPadも売ってませんし、Amazonって意外と器が小さいのかも(^^;
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