長年通勤の友として愛用していたポーター2wayバッグ(TAG)が壊れてしまったため、新たにブリーフィング(BRIEFING)の3wayビジネスバッグを購入しました。
以前から、次に買うバッグは絶対に3wayバッグと考えていました。日頃、重いノートパソコンを持ち歩くことが多いのですが、やはり重いカバンは手持ちや肩掛けではなく、リュックで背負った方が断然楽ですし、正しい姿勢維持という面でもリュックの方が良いと思ったためです。
一昔前はビジネスマンがリュックを使うのはタブーなイメージもありましたが、今ではビジネスマンのリュックスタイルは完全に市民権を得て、リュック姿でどうどうと通勤できるようになりましたしね。
購入したモデルは人気セレクトショップのビームス(BEAMS)コラボのモデルです。こちら↓
ということで前置きが長くなりましたが、今回はブリーフィングの3wayバッグを買うに至った経緯や使い勝手などのレビューを書きたいと思います。
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ポーターの欠点
かれこれ20年近くでしょうか、仕事もプライベートもポーターのバッグを選ぶほどポーターを愛していたのですが、今になってブリーフィングに浮気したのには理由があります。
他人と被りすぎる
昔はポーターのカバンを持っているだけでちょっとしたステータスを感じていたのですが、最近は若者から中年サラリーマンまであらゆる世代のビジネスマンがこぞってポーターを使っているため、そういった持つ喜びを全く感じなくなってしまいました。
例えば朝の通勤時間帯に品川駅のコンコースを見渡してみれば、ポーターのバッグを持った大量のビジネスマンに遭遇することでしょう。品川駅構内には「ポータースタンド」という直営店までありますから、駅構内で購入された方も多いかもしれません。
これだけ流行ってしまうと、ハイステータスどころか、むしろ他人と被ることで恥ずかしささえ覚えるようになってしまったのです。昨年、前の部署の同僚と会った際、全く同じモデルを持っていることに気づき、なんだか気まずい気分でした。
日本人は皆と同じことを好む民族だとも言われますが、実際、iPhoneやanelloのバッグなどはポーターの比じゃないほどに大流行していますから、他人と被ることを気にされない方も多いのかもしれません。
一方のブリーフィング、こちらもビジネスリュックの定番ではありますが、ポーターと比較すればまだまだ少数ですし、メインストリームの価格帯がポーターよりも高めということで、個人的には格上感を感じています(^^;
リュックスタイルの使い勝手の悪さ
3wayバッグとは"手持ち"・"ショルダー"・"リュック"の3つのスタイルで使えるバッグのことですが、ポーターの3wayバッグはリュックスタイル時の使い勝手がいまいちと感じました。具体的に言うと、前面のポケットです。
ポーターの3wayバッグと言えば、タンカー、ヒート、リフトの3種類が定番と思いますが、タンカーはポケットの向きが横向きなので全く論外ですし、ヒートは縦向きにポケットがあるものの小さすぎです。
一方、リフトではファスナーが斜めになっており、一応、縦向きでも横向きでも使える仕様となっているのですが、ご覧の通り斜めの角度がきつくてほぼ縦なので、リュックスタイルでは意外と使いづらいと思いました。
私の場合、定期入れ、財布、社員証、スマホ、ウォークマンなどを表のポケットに収納しており、いつでもどこでも簡単に取り出しやすく、かつ、十分の容量が必要でして、この点で、ポーターの定番3wayバッグはいずれも満足のいくものではありませんでした。
一方のブリーフィング、後程、レビューしますが、横向きと縦向きの両方の使い方を十分に考慮されたデザインとなっています。
修理に時間がかかり過ぎる
以前の記事にも書きましたが、ポーターのバッグは修理ができるのが特徴の一つでもありますが、その人気の高さゆえに、数か月待ちは当たり前の状況のようです。
ビジネスリュックを複数所有して併用している方なら問題ないでしょうが、私は基本的に通勤用バッグは1つしか所有しませんので、修理のために3か月も預けるのには抵抗があります。
街中のカバン修理店であれば、基本的にどんなカバンの修理もしてくれますし、チェーン店であれば、コストも安くおさえることができると思います。
もちろん、補修パーツは純正品ではなくなりますが、修理頻度の多そうなファスナー交換やナスカン交換などは、非純正パーツでの補修でも全く問題ないでしょう。
それと、誤解されてる方も少なくないようですが、ポーターは永久に修理サポートしてくれるわけではなく、製造終了したモデルは修理ができない場合もあるそうです。
ということで、これまで考えていたポーターの特徴でもあり、他のバッグと比較してのアドバンテージとも考えていた製造元での修理サービスは、実際には待ち時間やコストのことなどを考えると、そこまで拘るメリットではないと考えました。
ちなみに、ブリーフィングの修理ですが、公式サイトを見ると購入店舗に持ち込めば修理を受け付けるようなことが書いてあるので、ポーターと同等レベルのサポートと考えてよさそうです。
簡単レビュー
そもそも人と被りたくなくてブリーフィングのバッグを買ったのに、ブログで紹介するのはちょっと矛盾している気もしますが・・
上質かつお洒落なデザイン
まず全体的なスタイルがこちら。リュックスタイルです。好みは人それぞれだと思いますが、私は一目惚れでした。かっこよすぎます。さすがBeamsコラボと言わざるをえない仕上がりになっていますね。
お気づきの方もいるかもしれませんが、表にブリーフィングのロゴがありません。これがこのBEAMSコラボモデルの特徴でもあります。
個人的にはブリーフィングのロゴは赤い文字でちょっと目立ちすぎる気がするので、デザイン的にも、また、ビジネスユースという点でも、BEAMSコラボモデルの方が良いと思いました。
ちなみに、色違いのネイビーモデルもお洒落だとは思いますが、ビジネスユースで長く使いたいなら定番色で飽きの来ないブラック一択でしょうね。
続いて機能面で特に気に入った点をいくつか紹介しておきます。
大容量の前面ポケット
まず、上の写真でもわかると思いますが、前面に大きなポケットが上と下についているのですが、十分なマチもあってたっぷり入りますし、ファスナーの取っ手部分も大きくて非常に使いやすいです。
定期券やスマホは1日に何度もバッグから取り出すことになりますから、外部ポケットの出し入れのしやすさは重要です。
バッグ全体の容量はおおよそ16リットル程度と思いますが、私の場合、4泊5日の国内出張に何度もこのブリーフィングの3wayバッグを使用しています。主な荷物は2日分の衣類&下着、洗面用具、ノートパソコン、ガジェット類、折り畳み傘ですが、余裕で収納できました。
スーツケースは移動が大変なので、リュック一つでどこにでも行けるのはとても快適です。本当にこのバッグのおかげで出張が捗りました。
また、下側のポケットの中の小物入れ部分は取り出せるようになっていまして、これはこれで便利なのですが、取り付けがマジックテープ式なので、カバンの向きに合わせた形で取り付けができるんですね。写真はリュック用に縦向きで固定していますが、もちろん、90度回転させての取り付けも可能です。
ポーターとは異なり、縦向きでも横向きでも、ポケットの機能が全く損なわれない考え抜かれたデザインに感動しました。
クッション付きPC収納ポケット
これは正直、購入してからその便利さに気づかされた点です。リュックの中にノートパソコンやタブレットを収納できる専用のポケットがついています。専用のポケットがあるので取りやすいのはもちろん、クッションが入っているので、精密機器であるパソコンの保護にも役立ちます。
特に重宝したのは飛行機の荷物検査の時です。ノートパソコンだは必ず取り出す必要があるのですが、専用ポケットがあるのでリュック内に荷物がいっぱいに詰め込まれていても、ノートパソコンだけを簡単に取り出すことができるんです。ポーターの定番3wayバッグの中では、リフトが同じようにPC専用の収納ポケットが付いています。
ちなみに、このPC収納ポケット、残念ながら、向きは固定で変更できませんので、横向きスタイルだと使いづらいかもしれませんね。
最後に
お洒落で機能性も高いブリーフィングの3wayバッグをご紹介しました。
個人的には4~5万の3wayビジネスリュックの中ではデザイン・機能性・収納性・耐久性という点においてベストでしょう。すでにこのバッグを3か月以上毎日の通勤や出張に使用しましたが、ここ数年で一番満足できた買い物です。
今までのポーター信仰は何だったのかと思うほど、あっさりと鞍替えしました。最低でも5年、できれば、10年は使いたいと思っています。多少高くても満足のいくバッグを購入したいいう方には、間違いなくおススメできる逸品でしょう。
もちろん、上で述べたポーターの欠点が問題ないという方であれば、ポーターでも十分と思います。
あえてポーターの3wayの中でどれかを選ぶならば、リュックスタイルでの使い勝手がまぁまぁ、PC収納ポケットがある、ということを考慮して、LIFTがおススメでしょう。デザインもビジネス向けでとてもスタイリッシュですし。
ちなみに、余談ですが、ブロガー界でやたら流行っている気がする「かわるビジネスリュック」、同僚も使っておりまして、激しくおススメされたのですが、同僚と被るという以前に、そもそもデザイン的に全く好みに合わず却下でした。
機能的にどんだけ素晴らしくても、やっぱり見た目やブランドの好みって大きいですよね。デザインやブランドは全く気にしないって方なら検討されても良いかもしれません。