私が愛用しているクラークスのナタリーの靴底がすり減ってしまったので、市販の補修材を使い自分で修理してみました。
今の靴底の状態は下の写真のような状態でして、両方のカカトがすり減ってしまっています。左右で大きさが違うということは、歩き方のバランスが悪いということですね(^^;
かかとが磨り減ろうと、これといって実使用上は問題ないのですが、どうやらこの状態で放置しておくと、ソール表面がペリペリと剥がれて大変な状態になってしまうそうなのです。
そこで新品を買い直そうとしたのですが、2年前から3,000円も上がっているんです。正規店ではなくて、並行輸入品を扱っているショップなのですが、円安が進んだ影響なんでしょうね・・
購入してから約2年、毎日のように履いていたので仕方ないと思いますが、本体は問題ないので、修理で直せるものなら、あと1年ぐらいは履きたいと思った次第です。
ナタリーの靴底は交換不可
クラークスの靴の特徴はなんといってもクレープソール(ゴム底)ですが、多くのモデルは町の靴修理店に持ち込んでクレープソールが交換が可能です。
しかし、残念ながら、私が愛用しているナタリーはソール交換ができません。ナタリーのソールは足のアキレス腱あたりまで伸びている特徴的なデザインなので、交換できないのはやむを得ないのでしょう。
"交換できない"と書きましたが、正確に言うと、一部の店舗では交換をしてくれるようです。ただ、修理後にすぐに剥がれてしまった事例がネットに書かれていたのでソール交換は諦めることにしました。
ソール交換に1万近くかけても、すぐに剥がれてしまうようであれば、さすがに新品を買った方が良いですよね。
補修材はシューグーが人気
靴底修理に使う補修材を調べた所、「シューグー」という製品が圧倒的な人気のようです。色は黒・白・ナチュラル色があり、値段は1,200円前後。一本のチューブの量でかなり使えるようです。すり減った靴底を補修する用途以外にも、滑り止めなどにも使えるようです。
実際にシューグーを使ってクラークスのクレープソールの修理をされている方もたくさんいたので、迷わず、「シューグー」注文しました。現状、靴底は汚れて真っ黒ですが、元々、元々の色はナチュラル色だったので、シューグーもナチュラル色を選びました。(後で黒にしておけばよかったと後悔・・)
ちなみに、シューグーの販売会社は国際技術貿易株式会社となっていました。どうやら、シューグーは海外の製品のようです。製造メーカーはアメリカのELECTICという会社のようですね。電気製品売ってそうな名前ですが(笑)。ホームページはコチラ。
靴底を修理してみる
さて、シューグーが届いたので、早速、直してみます。靴が汚いので写真は小さめです(^^;
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靴底を洗う
まずはブラシを使って水洗いしてホコリや汚れを落とします。といっても、クレープソールの色は黒いままです。そういうものなんでしょうか・・
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ヤスリで粗くする
続いて修正したい場所をヤスリでこすって表面を荒くします。この作業をすることで補修材の接着性がよくなります。ちなみに、ヤスリはご親切にシューグーに付いています。
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補修材を盛る
シューグーを靴底にこんもりと塗りつけます。とても塗りやすいのですが、あまり綺麗に仕上げてツルツルにすると、滑りやすくなってしまいそうなので、かなり大雑把に荒々しく塗っていきます。ちなみに、塗り棒もご親切にシューグーに付いています。
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乾かして完成
あとは乾かして完成です。乾燥時間は薄塗り時で12時間、厚塗り時で24時間が目安。下の写真は24時間経過後の写真です。固まってちょっと白っぽくなっっていますね。やっぱり、黒色にしておくべきだったかもとあらためて後悔してます。
まとめ
仕上がり部の見栄えはいまいちですが、自分でも簡単に靴底修理が出来たことは満足です。履き心地も違和感ありません。皆さんもぜひお試し下さい。今回の唯一の反省点は、シューグーの色を黒にしなかったことですかね。
また、シューグーは滑り止めにも使えるということで、今度は滑り止めにチャレンジしたいと思っています。滑り止めは靴底の"つま先部分"と"かかと部分"にシューグーを薄く塗って、針金や爪楊枝などで溝をつけてあげるだけで良いみたいです。