Raspberry Pi

Amazonマケプレで電子パーツを激安販売しているHiLetgoで注文したら本当に中国から届きました。

Amazonで各種電子部品を信じられない激安価格で販売しているHiLetgoという会社をご存じでしょうか?

一例をあげてみますが、ArduinoやRaspberryPI向けに使えるRTCモジュールはたったの200円(送料無料)です。同じRTC ICを使ったモジュールは国内通販サイトのスイッチサイエンスでも販売がされていますが、こちらは1,954円+送料です。つまり、10分の1以下です。

他にも人感センサが145円、LCDモジュールが190円、ジャイロモジュールが210円、マイコンボードですら330円といった感じで、大半の部品が100円~300円程度で、1,000円以上の品物は皆無です。

Amazonで扱う商品の中には単価が100円程度の商品はもちろんありますが、通常は合わせ買い商品だったり別途送料がかかりますよね。

でも、HiLetgoの商品は商品説明にあるとおり、中国からの発送にもかかわらず送料が無料なんです。しかも100円の商品でも1個から送ってくれるという太っ腹。

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HiLetgoは詐欺会社ではない

最近、マーケットプレイスを使った詐欺が横行していたこともあり、HiLetgoも同様の詐欺会社じゃないかと疑う方は少なくないでしょう。普通に考えたら、100円の商品を中国から送って利益が出るなんて思わないですから。

でも、HiLetgoは世界中のAmazonやeBayなどで格安で電子パーツを製造販売している中国企業で、少なくともペーパーカンパニーなどではない実態のある、まともな会社のようです。

公式ホームページは作成中の感じがありますが、一応は存在しており、製品紹介の他、工場写真、求人情報なども掲載されていました。こういうのを見るとちょっと安心しますよね。

ちなみに、まともな会社と書きましたが、扱う商品や品質などが微妙なので、日本の基準で言えば、真っ当な会社というのは語弊があるかもしれません。どの辺が微妙かは後程書きます。

実際、私も最初は半信半疑でしたが、ネット上の評判や会社の同僚の話を聞いて、ようやく初注文する決意をした次第です。

HiLetgoの商品の安さはダントツですが、一方でデメリットもありますので、HiLetgoで注文する際の注意点を書いておきます。

その1.日数がかかる

商品説明にも「海外直送なので、7~15日で届けいたします」とあるように、中国から普通郵便で送られるので到着までにかなり日数がかかります。

7日~15日とありますが、実際には2~3週間は見た方が良いと思います。気長に待ちましょう。

その2.初期不良にあたる可能性がある

やはり安さと品質はトレードオフの関係ですね。特に半田付けの品質が悪く、半田不良が原因の不良品がまれに紛れるようです。もちろん、初期不良であれば、HiLetgoに連絡すれば代わりの品を送ってくれます。

ただ、納期が2~3週間ということを考えると、急ぎで欲しいパーツについては念のため2個買ってしまうのが良いです。他の店で買えば数倍の値段がするので、複数買いした方が安く済みます。

あとは、こういう電子パーツを買われる方は半田ごても所有されていると思うので、自分で直してしまうのも手だと思います。

 

いざ注文

100円の商品1個でも送料無料で購入が可能ですが、納期が長いことを考慮してある程度まとめて買うことにしました。

5月15日に注文し、届いたのが16日後の5月31日です。あまりに長くて届いた時には注文したことをすっかり忘れていました(^^;

こちらが届いた時の梱包状態です。てっきり封筒みたいなもので届くかと思ったのですが、いたって普通の梱包箱でした。拍子抜けです。

 

梱包箱の横を見ると内容物の記載がありました。税関へ申告するためのものだと思うのですが、品物は3つで、価格が全部1ドル・・ 私が注文した内容と全く違います。この時点で『うわ、騙されたか!?』と不安になりました・・

 

とりあえず中身を確認しようと、箱を開けてみた結果がこちらです。

 

ほっとしました。注文した部品は全てありました。しかも、各部品はちゃんとビニールで梱包されていて好印象というか、あまりにきちんとし過ぎていて、本当にこの会社、利益出てるのかいな?って心配になりました。

梱包箱の外に貼られている内容物リストはでたらめということですね。税関に虚偽申告して通関させたということになるのかもしれませんね。さすがこのいい加減さは中国企業という感じです。

各パーツの動作確認の模様は割愛しますが、私が今回購入した部品は全て問題なく動作することを確認しました。

最後に

電子工作は意外とお金がかかる趣味だと思います。

昔に比べれば、秋葉原などの遠方へ行かずともネット通販を利用することで比較的安く手に入るようになりましたが、それでもまだまだ割高だと感じます。電子工作離れが進む理由はこういった費用的な問題もあるのではないかと思います。

しかし、HiLetgoのような格安で電子部品を販売してくれる会社が登場したことで、ある程度は費用面のハードルは下がりつつある気がしますね。

上でも書きましたが、HiLetgoは納期が長いことと、品質がいまいち、という2点に目をつむれば、HiLetgoは大変おすすめです。ぜひとも多くの方にHiLetgoで部品を購入していただき、この電子パーツ販売市場全体の価格が下がってくれることを期待しています。

HiLetgoの商品はとにかく安いので、どれもおススメできるのですが、HiLetgoの商品の中で、個人的に特におすすめだと思うのが今回私も購入したパソコンに接続して使うタイプのUSBロジアナです。こちらです↓

商品の詳細は割愛しますが、750円という価格はロジアナとしては驚異的な安さであることは間違いありません。手元のRaspberryPIでSPI通信の模様をキャプチャした画面を参考に貼っておきますが、こんな感じの波形が簡単に取得できます。デコード機能も使えるのでデバッグ作業には超便利です。

ロジアナに少しでも興味がある方は入手困難になる前に買っておくことを強くお勧めします。いわゆる海賊版に近いグレーな商品なので、いつ販売差し止めになってもおかしくないかなぁと思っています(^^;

ちなみに、ソフトウェアのインストールにコツがいりますが、ググれば親切に説明してくれるサイトが見つかるので問題ありません。

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