ドクターマーチンの偽物がネット通販を中心に大量に出回っているようです。
愛用していたドクターマーチンをヤフオクに出品するのに先立ち、ネット通販サイトでの価格やオークションの落札相場を調べていたところ、堂々と「正規品」をうたったドクターマーチンのシューズが大量に売られていることを知りました。
購入者のレビューをよく確認すれば偽物だと気付くと思うのですが、それに気づかず未だに多くの方が購入しているようです。
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例えば、Amazonで「ドクターマーチン」と検索して一番上に表示される1461の3ホールシューズ。
ユーザーレビューが70件もありますが、そのうち11件は最低評価の星1つとなっており、レビュー内容を見ると偽物を掴まされたクレームばかりです。
しかも最悪なのは偽物を掴まされるだけではなく、中国から直送された結果、商品価格とは別に高額な関税まで請求されるようです。以前の記事にも書きましたが、革靴の関税は非常に高いんですよね。
最近の中国のコピー商品は非常に見分けづらくなってきているため、星5つを付けている人も偽物と気づかずに評価している可能性も高いです。
同様なことはヤフーオークションも同じです。
例えばこの商品(IDは一応モザイクにしておきました)
Amazonと同様、定価で2万以上する靴が11,000円の即決価格で落札できます。
新品価格が1万円なんて、常識的に考えてあり得ないわけですが、出品者の評価を見るとポジティブな評価ばかりで、ネガティブな評価が少ないので信用してしまう方が多いのかもしれませんね。
偽物を見分ける方法は?
ではどうすれば偽物と本物を見分けられるのでしょうか?
中国のコピー商品は年々進化しているので、現時点で本物とは異なるある特徴から見分けることが出来たとしても、数カ月先にはその特徴すら改善し、その特徴からは見分けが付かなくなる可能性があります。
従って最も確実なのは信頼のおけるドクターマーチンの直営店で買うべきです。
当たり前のことを言うなと言われそうですが、それぐらい中国のコピー商品のクオリティがあがってきているのです。最近では見た目だけでなく機能や品質すら本物と遜色ないコピー品が氾濫しており『スーパーコピー』と呼ばれるほどです。
見た目も品質も同じなら偽物でも良くない?って思う人もいるかもしれません。私もお金のない高校生時代にはラルフローレンやらバーバリーやらのブランド品のコピー品を、偽物と招致で使っていた時期もありましたが、やっぱり後々後悔するんですよね。見栄を張りたいばかりに偽物を買うなんてなんてなんて私は惨めだっんだろうって(^^;
しかも偽物は当然まともな会社が作っているわけではありませんから、靴の材料に産廃や有害物質が使われている可能性も高いです。例えば、雨の日に履くと接着剤や油に使われた有害物質が染み出してきて、それを足から吸収して病気になってしまう・・・なんて。実際に中国では産廃や有害物質を使った商品は氾濫していますし、日本でも100円ショップの中国製食器から有害物質が滲み出てくる話はありましたから、可能性はゼロではないでしょう。
偽物のマーチンを1万出して買うぐらいなら、セダークレストあたりのちゃんとした会社の1~2万のブーツを買う方が絶対に後悔しないと思いますよ。
公式ページで全国のマーチンストアが掲載されていますので参考にして下さい。近所になくても遠征してでもお店に出向いたほうが良いです。ドクターマーチンのサイズはイギリス人向けに作られているので、普段履いている靴のサイズで選んでも合わないことが多いためです。
http://www.dr-martens.co.jp/store.html
ただ、お金もないから中古でも構わないから本物が買いたいという人もいると思います。ドクターマーチンの耐久性には定評がありますし、ある程度履き込まれた方が味があって好みという人もいるでしょう。
私が知る限り、ドクターマーチンの偽物と本物を見極める方法は靴底のソールの模様です。
シールの有無の話もありましたが、最近の偽物マーチンはシールも貼られているようなので、ソールによる識別のほうが良い気がします。
靴底ソールでの見極め法については、以下の通り、公式マーチンストアの中の人がTwitterでも紹介しているのでかなり有効だと思います。
ドクターマーチンの偽物、模造品が溢れています。一枚目の画像は偽物のバウンシングソールだそうです。よく似ていますね。2枚目は正規品の定番バウンシングソール。 pic.twitter.com/rB8XxeBCrf
— Dr.Martens kyoto (@dmj_kyoto) 2015年5月31日
これをふまえ、先程のヤフオクに掲載されている画像をよく見ると、土踏まずのあたりの模様が偽物と同じであることがわかります。
あとは偽物の大半は「Made in China」なので、最低でも中国製はさけ、靴底の模様を確認するということで、多少は偽物を避けられるかもしれません。