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格安SIM用に海外版 Sony Xperia X Dual SIM (F5122) を購入しました。

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先日の記事に書きましたが、格安SIMで運用中のXperia Z3 Compactの電波(LTE)の掴みが安定しないためここ数日色々と試行錯誤を試みていました。

しかし残念ながら、この不具合はハードウェア的な不良と最終的に判断する結果となり、スマホを乗り換えることにした次第です。

そこで今回は新たに購入した端末、選んだ経緯、使用感などをお伝えしようと思います。スマホの維持費は下げたいけど、安っぽい端末は使いたくないという方には参考になると思います。

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Xperia-X Dual Simとは?

まず最初に今回購入したスマホを紹介したいと思います。

製品名はXperia X Dual Sim (型番: F5122)という、いわゆるグローバルモデルと呼ばれる海外向けに販売されているXperiaです。(海外版ですが日本語に対応してます。)

Xperiaのグローバルモデルはドコモなどの国内携帯キャリアで販売されているXperiaと比べ、「SIMフリー」なことと「価格が非常に安い」ことが最大のポイントです。このXperia-X Dual Simの場合、実売で4万円台で購入できてしまいます。

(後日追記:今ではXperia X Dual SimはAmazonでなんと2万円台で購入できるので圧倒的なお得感があります。より高性能なXZやXZsといったモデルを選ぶのも良いかもしれませんが、コスパで言ったら断然にXperia X Dual Simでしょう。もちろん最新OSのAndroid7.0にも対応しています。Android8.0にも対応しました。その他機種が気になる方はこちらからどうぞ。)

性能としてはドコモやAuで販売されているXperia X PerformanceとXperia Z5の間ぐらいとなり、かなりの高スペックです。Xperia X Performanceと区別するため、俗に無印Xとも呼ばれていたりしますね。

デザインもご覧の通りXperia X Performanceとほぼ同じでとても高級感があります。正直、ぱっと見は区別がつきませんね。

Xperi X Dual Simの主要スペックは以下の通りです。詳細はホワイトペーパーをご覧ください。

項目 詳細
サイズ 高さ 143 x 幅 69 x 厚さ 7.7 mm
重量 152 g
OS Android 6.0.1 (Marshmallow)
SoC 1.8 GHz / 1.4 GHz Qualcomm MSM8956 Hexa Core 64-bit
メモリ RAM 3GB, ROM 64GB
バッテリー 2,620 mAh
ディスプレイ 5インチ Full HD(1920x1080)TFT液晶ディスプレイ
カメラ リア:2,300万画素, フロント:1,300万画素
通信方式 UMTS HSPA+ 800 (Band VI), 800 (Band XIX), 850 (Band V), 900 (Band VIII), 1700 (Band IV), 1900 (Band II), 2100 (Band I) MHz
GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
LTE (Bands 1,2,3,4,5,7,8,12,17,19,20,26,28,38,39,40,41)

 

ASUSのZenFone3を選ばなかった理由

先日の記事では乗り換え候補としてASUSのZenFone3を考えていると書きました。

格安SIMユーザーの間ではASUSのZenFone3が大変話題となっており、コストパフォーマンスで選べばASUSのZenFone3が間違いなくベストな選択であり、ブランドやデザインにこだわりのない人は素直にASUSのZenFone3をお勧めします。

ただ、ブランド志向が強い典型的な日本人の中でも特にミーハーな私にはASUSのスマホを選べなかったのです…

ASUSとは過去に仕事上でも大変お世話になりまして、個人的にはアジア圏で好きなメーカーの一つなのですが、やはり、国内ではまだまだマイナーなASUSのスマホをメインユースのスマホとして選ぶのには少々抵抗があったのです。サブ機なら全然良いのですが。ASUSさんごめんなさい。m(__)m

ということで、日本でのブランド力、品質、技術、価格というところを考えると結局、いつものとおりにSonyのXperiaしか選択肢がなかったわけです。鴻海に買収されたシャープは論外ですし、不具合の多い富士通も選びづらい。

価格さえ安ければ、Google PIXEL(旧Nexus)が欲しかったんですけどね。(製造メーカーは台湾のHTCですが…)

 

グローバル版 Xperia X Dual SIMを選んだ理由

グローバル版のXperiaといっても多くのモデルがありますが、Xperia X Dual SIMを選んだ理由は非常に単純で、私の5万円という予算のなかで購入できるXperiaシリーズの中で、最も性能が良いXperiaだったというだけです(笑)

海外版とはいえ全く問題なく日本語で使うことが可能ですし、もちろん定評のあるソニーの日本語変換ソフトのPOBoxも入っています。さらにはドコモのプラスエリアにも対応しているのもポイントです。海外モデルはプラスエリアに対応していないものも少なくありませんから。(簡単に言うとプラスエリアに対応している方が通信できるエリアが広い。)

その他のおすすめポイントとしては、評判の悪いドコモアプリが一切入っていませんので動作が安定しておりトラブルが少ない、OS(Android)のアップデートが早いし、長期にわたってサポートされるといったことがあります。

例えば、国内スマホではいまだにAndroid7.0への対応を約束していない機種も少なくありませんよね。一方で海外版Xperiaはどの国内キャリアよりも早く、最新版のAndrod7.0が配信されています。

ドコモなどの余計なソフトが入っていないため、ソニー側の検証の手間が省けてOSのリリースが早いんでしょうね。そういうわけで、いち早く最新のOSを体験したい!、スマホを長く使いたい!という方には海外版のXperiaは最適です。

また、非常に細かいですが、ドコモのロゴがないのでドコモ販売のXperiaよりカッコイイ、なんてメリットもありますね(笑)

一方でドコモやAUが販売している国内版のXperiaと比較した唯一のデメリットは、防水防塵、おサイフケータイ(EDY)、ワンセグという昨今の国内のガラスマで標準搭載されている機能に非対応ということだと思いますが、これをデメリットと思うかは人それぞれでしょう。

個人的にワンセグは使わないのでどうでも良いのですが、防水防塵非対応とおサイフケータイが使えないのはちょっと残念かなと思いました。

ただ冷静に考えると、実はガラケー時代から防水機能の世話になったことはありませんし、おサイフケータイについても、2台持ちしているガラケーや社員証・クレカなどでも使えるので問題なしと考えました。

誤解されている方もいるかもしれないので一応言っておくと、この機種ではチャージや決済こそできませんが、NFC機能は搭載していますから、カードリーダーアプリをインストールすれば、Edy・Suica・nanacoなどの残高や利用履歴の確認は可能です。残高確認が手元のスマホでできるだけでも便利ですよね。

ちなみに、本機の名称はDual SIMとあるように、SIMカードが2枚入る仕様が特徴でもありますが、GSM+LTEの組み合わせでしか使えないため、国内では実質的に使い物にならない機能と考えた方がよいでしょう。海外出張が多い人には便利かもしれませんね。

 

開封の儀

すでに詳細な実機レビューは他のサイトでされているので詳細はそちらをご覧ください。写真を撮るのが苦手なので…

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箱を開けた状態。

 

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付属品はACアダプタ(海外仕様)、USBケーブル、イヤホンです。

 

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電源を入れて充電中の模様。Sonyロゴは液晶の上部にあるのですが、控えめな色なので写真だと全くわかりませんね。左上のシールはNFCのマーク。取っても構わないですが、つい背面にカードをタッチさせてしまうため、今のところはシールは付けたままです。

所感として、Xperia X Dual SIMは最上位機種ではありませんが、最上位機種に劣ることのない非常に質感の高い作りになっており、機能・性能ともに非常に満足感は高いです。外観的にはXperia Performanceとほぼ同じですからね。

実売で4万円台なので当初予定していたZenfone3より1万円ほど高くなったわけですが、その分の価値はあると思います。自意識過剰だとは思いますが、ホント堂々と人前で使えるって素晴らしい(^^;

(後日追記:今ではXperia X Dual SimはAmazonでなんと2万円台で購入できるので圧倒的なお得感があります。より高性能なXZやXZsといったモデルを選ぶのも良いかもしれませんが、コスパで言ったら断然にXperia X Dual Simでしょう。もちろん最新OSのAndroid7.0にも対応しています。Android8.0にも対応しました。その他機種が気になる方はこちらからどうぞ。)

 

カバーとフィルムを購入

スマホを買ったらまず買い揃えたいのがカバーと液晶保護フィルムです。ちなみに、Xperia Xは国内未発売のため専用周辺機器のラインナップは少ないですが、X Performaceのものが使用できますのでご安心を。

まずカバーですが、耐衝撃性に効果的な以下のTPUジャケットを選びました。

こちらのTPUジャケットはイギリスのAmazonで人気が高かったので選びました。日本ではマイナーのようですけどね。

前回のXperia Z3 Compactは本体カラーが白だったので、TPUの黄ばみが目立ってしまっていましたが、今回は本体色が黒なのでその心配もなく長く使えると思います。

問題は液晶保護フィルムです。

最近のXperiaは液晶が湾曲していて、フィルムを貼ってもすぐに剥がれてしまうとか、埃が入るとかの報告が相次いでいます。

最も評判の良いのは全面ガラスフィルムのこちらです。

ただ、このガラスフィルムの唯一の欠点は上下が着色されていて、せっかくのSONYロゴが隠れてしまうことです。

Sonyロゴが隠れてしまったら、わざわざASUSのZenhone3を諦めてSonyのXperiaを選んだ理由がなくなるじゃないですか(^^;

もはやSonyのブランド力はさほど高いとは思いませんが、ロゴを隠してしまったら、その他の格安中華スマホと区別つかなくなりますから。

一応、こちらの商品にはクリアタイプもあるのですが、クリアだと、上下部分に入ってきた埃で見栄えがかなり悪くなるそうなのでNGです。どうやら現状の全面フィルムは少なからず埃が入ってしまうようですね。

ということで、今回は全面保護タイプは諦めて、液晶の部分だけを保護するフィルムを選びました。

こちらです↓

ラスタバナナのフィルムはとても貼りやすくて、フィルムを貼るのが苦手な私でも気泡も入らず綺麗に貼ることが出来ました。

種類は高光沢、さらさらなどいくつかありますが、私はタッチ操作性を重視してさらさら版を選びました。

サラサラタイプは表面処理の都合かクリア度は劣りますが、表面が本当にさらさらしており、タッチ操作の使用感が心地よいです。

まとめ

以上、Xperia X Dual SIMを購入した経緯から所感まで駆け足でご紹介させていただきました。

繰り返しになりますが、本機には防塵防水・おサイフケータイ・ワンセグといった日本のスマホでは当たり前の機能はありません。

しかし、これら機能がないことにデメリットを感じない方、そして格安SIMユーザーだけど、スマホ本体には高級感があるものを選びたいという方にはXperia X Dual SIMは間違いなくおすすめの機種だと思います。

MVNOユーザーでない方に一応、このおトクさを説明しておくと、MVNO SIMの月額費が例えば約1,000円とすれば2年で24,000円。このXperia本体価格が4.6万とすれば、2年トータルで70,000円。

※余談ですが、MVNO SIMを選ぶなら今なら以下のLINEモバイルがおすすめです。あまり知られていませんが、これ以外のMVNO SIMでは年齢認証ができないがために、LINE ID検索が使えないという制約があります。

つまり一ヶ月あたりわずか2,916円の負担でドコモの最新スマホ並のスマホが使えるというわけですよ。激安でしょう。普通にドコモでXperia Performanceを2年契約したらトータルの支出は20万前後しますから。

(後日追記:今ではXperia X Dual SimはAmazonでなんと2万円台で購入できるので圧倒的なお得感があります。より高性能なXZやXZsといったモデルを選ぶのも良いかもしれませんが、コスパで言ったら断然にXperia X Dual Simでしょう。もちろん最新OSのAndroid7.0にも対応しています。Android8.0にも対応しました。その他機種が気になる方はこちらからどうぞ。)

それと、上のSpecには書かれていませんが、さすがソニーというだけあって、流行りのハイレゾ音源再生とノイズキャンセリングにも対応していますので、ハイレゾウォークマンの購入を検討している方などは、特にこちらのXperiaを買ってしまった方が良いと思います。

ただ、本体付属のイヤホンは普通のステレオイヤホンなので、ノイキャンやハイレゾを楽しみたい方は以下の別売りヘッドフォンが必要になりますのでご注意下さい。音にさほどこだわりがなければお安いMDRNWNC33で十分と思います。

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