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ドコモXi回線から乗り換えるべき格安MVNO SIMを比較検討してみる

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先日、ドコモ回線をいかにして安く解約するかの検討をした記事を書きました。

[関連] 2年縛りのドコモ回線を安く解約するタイミングとその方法を調べてみた
https://gotcha-note.com/docomo_kaiyaku_method/

この記事にも書いたとおり、ドコモ解約後は格安MVNO会社へ乗り換える予定ですが、最近はMVNO SIMを販売する会社が多すぎて、正直、どこの会社が良いのか迷います。

そこで今回は、ちょっと早いですが、来月、どこのMVNOにすべきかを考えてみました。

求めるMVNO SIM

私が求めるMVNO SIMの条件は以下です。

  • 3GB以上 (*1)
  • 200kbps以上(*2)
  • テザリングが可能(*3)
  • 余った容量の繰り越しが可能
  • データ通信専用(音声&SMSは不要)

(*1)毎日、行き帰りの通勤時間を中心に3時間近くはスマフォでネットサーフィンをしていますが、自宅ではWiFiに切り替わるため、動画さえ見なければ、3GBあれば十分に足りることはこれまでの経験でわかっています。

(*2)通信制限速度ですが、過去にうっかりアプリのアップデートをしてしまい、ドコモの通信制限にかかってしまったことがあります。ドコモの通信制限速度は実測100kbps程度となるため、全く使い物にならなかった経験があります。しかし、過去にはb-mobileの256kbpsのSIMを使っていたことがあり、200kbpsあれば、動画以外はなんとかなることはわかっていますので、実使用上耐えられる速度は200kbps以上と考えています。

(*3)テザリングについては、ドコモ系MVNOは非対応ですが、裏技を使えば、MVNOでもテザリングが可能になります。別途、詳細はご説明しようと思いますが、興味がある方は以下のホームページを参考にするのが良いと思います。

http://hanpenx914.blogspot.jp/2015/03/docomo-tethering-1click.html
http://xperia-freaks.org/2015/03/21/docomo-tethering/

MVNO SIMの口コミ情報を探してみた

条件を決めたところで、まずはネットで口コミ情報を集めることにします。

で、Googleで『MVNO SIM 比較』で検索すると、MVNO SIMの速度比較をしているサイトが山ほどひっかかります。

ほとんどの記事はスピードテストサイトで比較した結果をただ並べているだけですが、実際にはスピードテストの比較はあまりアテにならないようです。詳細は以下のページなどに詳しく書かれていますが、通信環境は同じ日でも時間と場所により大きく変動しますし、チューニングによりスピードテストの数値が高く出るようにしている可能性もあるようです。

推奨格安SIMの通信速度は、チェックしても意味がない?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20150525/1064765/

他にも2ちゃんねるからの情報に有用な情報がありましたので紹介します。

■除外推奨のMVNO■(2015/8/7現在)

※高速規制有、偽装繰越、速度切替無
・BIGLOBE

※高速規制有、繰越無、速度切替無 ※半年前に約束した、かけ放題の不履行
・nifty(NifMo)

※強制画像可逆圧縮劣化串仕様
・日本通信 ※4
・楽天ブロードバンド ※1

※強制画像可逆圧縮劣化串仕様 ※2
・mineo ・tone mobile(freebit) ※3
・Wireless Gate(freebit委託L2接続) ※2適用外
・DTI(freebit) ※3 ・U-NEXT(freebit) ※3 ※4
・FREETEL(freebit委託L2接続) ・PCデポ(U-NEXT) ※3  ※4
・TSUTAYA(freebit) ※3  ※4
・YAMADA SIM(U-NEXT) ※3 ※4
・もしもシークス(U-NEXT) ※3 ※4

※1=回線提供元が日本通信であり、 楽天モバイル(回線提供元=NTT PC)とは異なる。 ※3=0~10kbps規制 ※4=無制限プランは制限、規制だらけ

 

■MVNOシェア発表!1位から10位(出典:MMD研究所)■
・ 調査期間 / 2015年7月3日~7月4日(2日間)
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1460.html
●MVNOシェア 2015年7月
 1位 23.7% IIJ ※同一のBIC SIM7.5%を算入
 2位 20.4% OCN
 3位 14.6% BIGLOBE ※同一のイオン3.7%を算入
 4位 12.8% 楽天
 5位  7.2% 日本通信
 6位  5.5% mineo
 7位  2.8% NTT plala
 8位  1.8% So-net
 9位  1.7% DMM
10位  1.4% nifty

■MVNOのトレンドは以下の通り■
2015年8月14日01:00現在

■シェア1位、2位で安心、安全の大手2社
●OCN 毎日110MB+200kbps 900円
3GB+200kbps 1100円 +700円で音声通話
低速無制限+高速規制無+繰越有+速度切替付

●IIJ 3GB+200kbps 900円 +700円で音声通話
低速規制有+高速規制無+繰越有+速度切替付

■IIJがMVNEの
●DMM 1GB+200kbps 630円 0GB+200kbps 440円
低速規制有+高速規制無+繰越有+速度切替付

●hi-ho SIM3枚 3GB+200kbps 1409円
1枚あたり 1GB+200kbps 約470円
低速規制有+高速規制無+繰越有+速度切替付

■驚異的な安さで最高のコスパ
●@モバイルくん 0.5GB+200kbps 音声通話付 800円
ポイント支払いで800円が750~650円でさらに激安
低速規制?+高速規制?+繰越有+速度切替無

http://anago.2ch.net/test/read.cgi/mobile/1439501291/

これら情報を総合すると、結局は最大てIIJとOCNの2社が無難な選択となるようです。両者とも加入者が増えすぎて、速度低下が見受けられるという話もありますが、大手だからこその資金力を使ってインフラ増強してくれると期待しています。

それでは、IIJとOCNに絞って特徴を比較してみたいと思います。両社ともプランは色々ありますが、今回は3GBデータ通信プラン限定での比較です。

 IIJmio (ミニマムスタートプラン)

月額: 900円(税抜)
通信速度: 下り最大225Mbps、上り最大50Mbps
初期費用: 3,000円(税抜)
SIMサイズ変更: 可能(手数料 2,000円/枚)
通信規制: 3日で366MB。クーポン利用時はなし。(※1)
容量追加: 200円(税抜)/100MB
翌月繰り越し: あり
利用プラン変更: 不可
その他:

(※1)通信規制はあるものの、3GBを使い切った状態で、最大200kbpsでの通信を366MB使った場合の制限であり、私は余裕をみて3GBを選択しているので、そういう自体には陥らないと考えますし、最悪は追加クーポンを200円で買えばいいのかなと。また、別記事で紹介しているRaspberry PIを使った自宅サーバーで圧縮プロキシーを動かすという手段もあります。

OCN モバイル ONE (3GB/月コース)

月額: 1,100円
最大受信速度: 150Mbps
初期費用: 3,000円
SIMサイズ変更: 可能(手数料 1,800円/枚)
通信規制: なし
容量追加: 500円(税抜)/500MB
翌月繰り越し: あり
利用プラン変更: 可
その他: OCN光モバイル割で200円引き

IIJとOCN、どちらを選ぶべきか?

OCNの方が200円高いですが、その分通信制限がなかったり、プラン変更が無料でできたりとメリットが多い印象です。

しかし、私はこれまでの経験上、毎月の使用量は2GB~3GBで安定しているので、今後プラン変更をすることはないでしょうし、通信制限にかかるようなこともないという自信があるので、今日の時点では安いIIJが第一候補となります。

実施の初期費用がOCNは900円前後(Amazon価格)に対し、IIJは1800円程度(Amazon)と高いのは気になりますが、この価格差は5ヶ月で逆転する計算です。

ただ、私が乗り換えなくてはならないのは10月下旬なのでまだ時間がありますので、もう少し、調査をしながら最終的に自分のニーズにマッチしたMVNOを選択しようと思います。

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