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通販で購入したハミルトン腕時計のベルト長さを自分で調整してみた

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先日通販で購入したハミルトンの腕時計のベルト調整を行ったお話です。

ハミルトンなどの海外高級ブランド時計は偽物も氾濫していますから、必ず各メーカーが認めた正規販売店で購入するべきだと思いますが、国内正規販売店はどこも定価販売で手が出ません。

海外正規販売店から個人輸入することも考えたのですが、今は円安なので価格的メリットがほとんどないうえ、届いた時に壊れていた場合の交換処理などを考えると、やはり国内で買うのが安心と思い、カメラのキタムラの通販サイトにて並行輸入品を購入いたしました。

並行輸入品を扱うお店は多いですが、中でも国内大手と思われるカメラのキタムラなら偽物をつかまされることはないと考えました。

通販で腕時計を購入する際に困ること

さて、通販で時計を買う際に問題となるのが、金属ベルトの調整です。

通販などの他店で購入した腕時計であっても、快くベルトの調整を引き受けてくれる時計屋がまれにあるそうなのですが、近所にそういう店があるかわかりませんし、仮にあったとしても、やはり頼みづらいものです。

私が購入したカメラのキタムラの場合、店舗で無料で調整をしてくれるそうなのですが、店舗で対応してくれるのは受付だけで、なんと調整作業は別の専門業者に出すために3週間かかるとのこと。

3週間は長すぎですよね。しかも、その場でやってくれるわけじゃないので微調整がきかないという欠点もあり、最終的に自分でベルト調整をすることを決断した次第です。

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腕時計のベルト調整は素人でも可能

実はこの金属ベルトの調整は素人でも機具さえあれば、わりと簡単に調整が可能なんですね。実際、過去にSwatch IRONYのベルト調整を普通の針金とトンカチだけでトライした経験がありますが本当に簡単です。

今回は高級時計とは言わないまでも、自分にとってはそこそこ高い時計なので、ちゃんとした専用工具を入手しました。といっても、1,000円しませんが(^^;  通常、お店で頼むと1,000円~2,000円ぐらいは取られますから、2回で余裕で元が取れます。

ベルト調整工具はネットで様々なものが売られています。粗悪品も多いですが、そんなに使うものではないので1,000円程度の安いもので十分だと思います。以前はダイソーでも売られていたようですが、最近は取り扱いがないようで諦めました。

私が購入したのはこちらです。使うのはフォルダー、ハンマー、押し出しピンの3点だけです。押し出しピンは3種類の太さが用意されていましたが、ほとんど違いがないので、どれか一つあればOKでした。

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自力でベルト調整にチャレンジ

いざベルト調整をしようと思ったのですが、ハミルトンの時計のベルトタイプがよくわかりません・・

わりとメジャーなのがCリング方式と呼ばれるもので、これはピン抜きの方法がベルト裏側に矢印で刻印されているのですが、ハミルトンのベルトにはそのような矢印がありません。

ネットで調べたところ、ベルトの品番が書いてある向きとは逆から叩くようなことも書いてありましたが、結果的に言うと、今回のカーキパイロットについては、どちらの向きからでも抜けました。使われているピンも左右対称のようです。

さて、実際のベルト調整の流れですが、ベルトの構造はコマと呼ばれるパーツの集合体となっており、各コマがピンで止められているので、工具を使ってピンを抜き、コマを抜き出してベルトの全長をお好みの長さにします。

まずベルトをプレスホルダーに固定して、ハンマーでとんとんとんと叩いてピンを押し出してあげます。ピンはホルダー内に落ち、ベルト側のコマの中に筒状のパーツが残りますので、両方共無くさないように気を付けてキープしておきます。

途中までピンを抜き出した状態がこちら↓

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取り出したピン(上)と筒状パーツ(下)がこちら↓

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長さは時計の6時側と12時側が同じ長さになるようにバランスよく調整します。バランスよくならない場合は、6時側を短くするのが良いそうです。また、長さの目安は好みもあると思いますが、隙間に小指が一本入る程度の方が多いみたいです。

実際に作業してみると思いのほか簡単で拍子抜けすると思います。ただ、いくら簡単とはいえ、ハンマーで叩くことになるので、超高級時計の場合は専門店で作業してもらうのが良いでしょう。

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